AI KOKO GALLERY BLOG

両国/森下の現代美術ギャラリーの中の人です。

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DJまほうつかいと水野祐さん

こんばんは。
AI KOKOすべちょ展終盤、誰かさんもきゅうにんめです。

今回も、お話聞けてよかったーーーーと思えるトークでした。
もう結構話しつくしたでしょ?もうこれ以上話すことあるのかな?
あるのかな、と思いつつ深い話がでてくる男ゾーン。
弁護士の水野祐さんをお招きいたしました!!

水野メモ、公開していいですかね?
聞いてみたいこと、メモめもめも・・

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【Magic and Lawメモ】

◉マンガの構成要素と著作権
・キャラクター
・吹き出し
・オノマトペ
・構図
・コマ
・ストーリー
(・ネーム、写植)編集者の存在→共同著作物?
出版契約書、ネット配信契約、デジタル二次利用契約、貸与権センター委託契約、原作使用許諾契約と、さまざまの場面で契約が必要

◉西島作品
マンガ=複製芸術
複製に耐えられるような抽象的で、力強い線、キャラクター
複製されればされるほど価値が高まる
手書きマンガ(松本大洋、五十嵐大介、今日マチ子)→精緻な筆致により複製芸術からオリジナリティの訴求?
西島大介→絵として同じ手書きとはいえ、非常に抽象性高い(キャラクター、記号化)cf.岡崎京子も似てる…
さらに、既存のマンガ等の引用、サンプリング→「シュミレーション・マンガ」
・コマのレイアウト
・吹き出しの位置
・キャラクターの構図

西島大介というマンガ家の特異性
他の手書き作家→「オリジナル」(経験の一回性)への回帰
西島作品→「オリジナル」への諦念??(「オリジナル」という概念への疑問)
マンガというフォームを使っているが、ぼくの中では西島さんは完全に「アーティスト」

◉DJまほうつかい
カヴァー
音楽の方法論をサンプリング
音楽でもマンガでもやっていること同じ
メロディー、ハーモニーには著作権ある
リズム、コード、アンビエンスには生じにくい、とされている
マンガにおけるリズム、コード、アンビエンスとはなにか?
そういう思考を感じる

◉メディアミックス
マンガはメディアミックスされやすい
が、争いも起きやすい…

◉流通
鈴木みそ、赤松健、佐藤秀峰
作品の流通形式と作品の質は、ほぼ関係なし
有名漫画家→大手出版社が守ってくれて流通気にする必要なし
同人漫画家→流通にめっちゃくわしいという倒錯が起きている
経済ではなく、それによるマンガ表現の変容に興味がある

◉オープン化
クリエイティブ・コモンズ(西島、今日マチ子、中村光)
20世紀のポピュラー文化(複製の時代)
複製から「改変の時代」へ
マンガのリミックス、集合知的なアプローチに可能性はあるのか

◉これからのマンガ表現
マンガとは、切り離すことのできないマテリアルを持たない複製芸術である
電子→紙から開放されたマンガ
たとえば、紙の見開き2面に限定されないマンガ表現
複製芸術の極みである電子出版における西島作品をみたい!

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どう!!この盛りだくさんさ!
これ取りまとめるの大変でしょ!!

と思ってたら、
サクサク水野進行、どんどん質問、どんどん進行。
西島さん自身気づいてるんだか計算なんだかの部分もちゃんと突きつつもサクサク進行。
濃いーわーーー展開も早いしー進行慣れてらっしゃるーー。

みずのさんみんな真剣にメモめも!  (ん?・・DJまほうつかいも写ってる?)

そして翌日、超速でまとめができてた。

イベントお越しいただいたNagaishiさんのブログにレポがまとめられてます。
まだ書き途中とありますが、これすごいー。
お客様も進行早いわーーー。しかもかなり内容把握されてますぞーー。
ぜひご一読を!つうか、これ読んでおけばアイココブログでレポする必要なしだ(笑)ありがとうございます。

この流れで次の「誰かさん」が、大谷能生さんってまたアツいなー。
トークでも何度も言及していた名著「魔法なんて信じない。でも君は信じる。」にも触れていただかねばですね!楽しみです!

いやあ、水野さんさすがです。
法の話をしながらも、西島さんの特異性が浮彫りになる内容でした。
個人的なところで言うと、
マンガは刷られる存在として大量生産されることを前提に描きつつも、「みんなのもの」にはならない。
原画も版画家における版下のような存在にはならないし、擦り減らない。
経済的でメタ表現を用いつつも手描きにこだわるアンビバレンツさ。
不便さ不自由さのアピールをしているところが、良い!!と。
西島マンガについても改めて考える機会になりました。

西島さんは一人広告代理店のような・・一人出版社のような・・
アートディレクターである目線も持ち合わせている人なのですが、
展覧会の打ち合わせの初期段階から、話せば話すほど「マンガ家なんだなーー」と思い知らされる事も多く
いや、展示中に西島さん自身も「いろいろやってるけどディエンビエンフー描かなきゃ!マンガ大事!」と気づいたように
西島大介はマンガが一番・・・?
すべちょ展と他のマンガ家さんの展示どう違うの?
結局一番見せたいのはマンガなんでしょ?
と・・、私も展示しながら気持ちがうろうろしてきたところでしたが
やっぱり西島さんは、DJまほうつかいは、現代美術にもカテゴライズされるアーティストでしょ!!と
水野さんのトークでちょっと初志回復。

誰かさんイベントが始まる前に、ひらめき☆生徒のまついさんにド直球で
「ぼくアートってわからないんですけど、西島さんが展覧会なんてやるきっかけって何だったんですか?」と聞かれ
「えええええええと、きっかけは、ああああああの私がお誘いしたからで、ええええええと」としどろもどろしてしまったの、反省。
彼のアーティストたる表現の一環ですよ!
これまで他の展示に参加されても真剣にとらえる事がなかったのは、ただタイミングの問題で。
私が今回企画しようがしまいが、きっと「この表現はアリかも」という気づきはあったと思います。
うん、これからは力強くお答えしていきます。

しかし多角的に捉えられるもの程、とっさの答えは千々に乱れるものです・・・
ギャラリーに展覧会を見に来てこのアーティストはなんで制作を始めたんですかと聞くのって、よく考えたらすごい深い質問・・・。
なるべく正確に、すばやく伝えるのって技術と能力ですね。がんばろう。

ああそうだ。
言われてドキーっとしたことが、もう一つあって。
うちでの展示をいつも見てくださってる大村さんに
「アイココさんてさりげなく人を導くのがいつもうまいですよね」とご指摘されて、わわわーと思ったのでした。
うちは、なるだけ作家さんに口出しせずに、好きなようにやってもらうことを信条としています。
が、こと西島さんに関しては「美術界とは」「お金の流れ」といった話から「制作過程」に至るまで手探りなやりとりを重ね
結果、これまでマネージメントしてきた他の誰よりも作品について口出ししてしまったので。
そして「あえて」言うこと、言わないこと、その順番。かなり、選び悩みました。
普段あまり使っていないアタマつかったよ・・・。
このやり方が正しかったのかどうかは分からない。手探りだったし。
そして作品見ただけでスッと見抜いた大村さん。褒めてくださったのよね・・
いや指摘されるとわわわーと思ったわ、さすがだわー。。
これも技術と能力ですね、がんばろう。。。。

私には作品を制作する技術も、才能も、ひらめきもないし
机上のお勉強もきらいだし
手探りでコミュニケーションをとりあって理解を深めることしか出来ないのですが。
ここも、「ギャラリー」という名前を借りた、概念上の何かなのかもしれませんが。
作家さんたちのまほうのちからをそっと開くきっかけとなったり
作品のちからをちょっとだけ押し上げる足台となったり
そんな場所になれてれば良いなあと、作品の一番近くにいて、じーっと見ながら思います。
この生活を記憶に刻みながら思います。

あともうしばらく、すべちょ展お付き合いくださいませ。
すべちょ展が終わっても、西島さんのこれからの展開はお楽しみにしていてくださいませ。
西島さんなら絶対大丈夫と、確信めいたものは最初からあって。
それは私が直接かかわることは無くなっても、
まあ個人的に見続けるだろうし、そしてすべちょ作品はずっと存在し続けるので
手を離れても一度販売した作品の責任はギャラリーが負い続けるし追い続けるのだろうと思います。

そして、もうしばらくといいつつ、期間未定で延長予定ですけど。

4月も5月も6月も、どうぞよろしく。詳細決定したら、告知します。

ちょっとしたサプライズも、欲しいよね。
考えましょう。

ではでは。チャオ!


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  1. 2013/05/27(月) 01:31:35|
  2. 誰かさん
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